くう

落下の解剖学のくうのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.0
サスペンスものなのかと思い込んでいたのだけれど、蓋を開けてみれば法廷ドラマだった。

裁判の行く末を見守るのも面白かったけれど、とにかく恐かった。検事の攻めと、亡き夫の言い分が……。

私も、もしかしたら、いや、だいぶこの妻に近い気がして。

「自分勝手なセックス」に至ってはもう……これを見た大半の人が「自分は平気??」と考えてしまうのでは……。


人生の折り合いがつかなくなっていくと、パートナーに不満が溜まり孤独ばかりが募る。

3人暮らしの雪山で。

夫婦って難しい。

上質な心理戦。


3月18日鑑賞
くう

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