拘泥

枯れ葉の拘泥のレビュー・感想・評価

枯れ葉(2023年製作の映画)
3.8
観始めて20分くらいで思い出したけどカウリスマキそんな好きじゃないの忘れてた。ついでに現代の映画の画がそんなに好きじゃないの忘れててダブルパンチ。ブレッソン、小津、チャップリンの名を改めて挙げてたがやっぱりピンとは来ない。小津的なものの表出の仕方がラストの現れに詰まることとか、『ラルジャン』をバックに為された手を媒介とした紙片の交換とか、そういった事の描かれ方によってかえって、カウリスマキとは画で語る流儀の気が合わないのだなと理解した。
しかし、とは言っても、何だかんだでこの温度は良い。ジャケットくれたおっさんのシーンは最高だ。そして犬がいくら何でもカウリスマキ過ぎる。
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