良い意味で古い映画を見ているような感じがした。現代の映画のような細かい心理描写はあまりなく淡々と流れていく。
喜怒哀楽はなく、ずっと哀って感じ。映画全体の色も曇った青って感じであった。雰囲気は好き。
フランス映画特有の赤い服や小道具のカラフルさはとても可愛かった（本編には関係ない）
ホラッパ？（男）は、アル中で仕事に困り、恋愛でも足枷になる。後半でケロッとアル中が治るあたり、あ〜サラサラしてて今風ではなくていいなぁて思った。
女もあの男に惚れる理由もないし、けど妙なリアルさがあった。人間関係ってあのようなフワフワした感じなのかなぁて思った。
見終わったときは…？？ってなったけど、感想を書きながら整理がついてきてちょっと好きな映画だなぁと思った。
約90分という少ない時間で恋愛を描いた良作
