このレビューはネタバレを含みます
わたくし、プロレスラーと映画監督の引退宣言は真に受けない性分なのですが、
アリ・カウリスマキが引退宣言を撤回してまで作成した映画であり、自分自身にとっては人生初カウリスマキ映画
北欧のヘルシンキを舞台に、若くない女性とアル中の男が、カラオケ屋で出会い、映画館でジム・ジャームッシュの「デッド・ドント・ダイ」を一緒に観に行ったり、食事をしたりと高校生カップルみたいなデートを見せつけられる「一体いつの時代の話なんだ?」と思ってしまった映画(一応ラジオからはウクライナの戦争が報じられるためかろうじて現代だとわかる)
とにかく、日頃職場でストレスを溜めこんでいる社畜の私にとっては「あんな風に昼間っから酒飲みてえな」とアル中男にひたすら共感
あと90分という尺が短いのもいいよね