Fan’s Voice独占試写会で拝見しました。
IGのフォロワーさんの投稿見て知ってこりゃヤバいやつ来たぞ!と申し込んで行って来ました。
噂通りこれはちょっと他では見たことない演出。細かい描写もなかなか丁寧でクル。
音楽もバックに流れる音響もヤバい。
静かにジワジワとくるエグい作品でした。
静かにがポイントかな。
派手な映画じゃないのでそこを過剰に期待すると期待外れになるし、ちょっと違うような。
怖いけど、もう2度と見たくない怖さじゃなくもう一度見たくなる作品です。
アウシュビッツの収容所の真隣に位置するお家、まぁ、その家の庭がガーデニングの番組に出て来そうな素敵な憧れの庭なんですわ。
綺麗な色とりどりの花・花・花。小さいプールまであったりなんかして…
しかしお隣は収容所ですよ。お隣の中の映像は全く映されず、ただ環境音的なものは絶えず聞こえてくる。
何が起こったかいくつもの映画やドキュメンタリーや本などで見て来た私たち。
嫌な想像力が見えてないのに眼前にチラつく感じ。
普通の金持ちで優雅な家族の状況を淡々と見せられる前半。でもよくよく目を凝らし耳を傾けると色んなものが見えてくるんです。
それを見ようとするか、見えてないふりをするか、見ていて平気なふりをしながらやはりどこかで呵責の念を抱えているのか。
そんな物や今自分たちのいる世界に起きていることまで考えさせられるわけです。
オープニングの画面も本編のラストもエンドロールまで、今までに観たことのない体験でした。
説明不要だし、ここで書いたら面白くないので、コレくらいにしておきます。
気になった方は過剰に期待せず、是非ご覧下さい