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関心領域のtakaのレビュー・感想・評価

関心領域(2023年製作の映画)
3.9
壁を挟んだ天国と地獄
優雅な暮らしの向こうから時々聞こえる銃声や謎の物音、もくもく上がる焼却炉の煙が対比を加速
一貫して見せないことでよりおぞましい情景を想像してしまう

終盤は運営による「ヒトラーのための虐殺会議」へ
やはり物々しいサウンドデザインと断末魔のような音楽が印象的
映像の質感や反転エフェクト、構図などからは映像作家らしさを感じるし、クリアな絵面は過去と現在を同列で描き、現在進行形の諸問題を強く意識させる

お馬さんと犬さんが唯一の癒し
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