このレビューはネタバレを含みます
虐殺が行われている収容所の、壁一枚挟んだ幸せな家庭のみを見せ続ける。
見せ方として面白かった。
やり尽くされたテーマをこう光の当て方変えるだけで新しく見える。
ただ、前のめりに何か感じようとしないと退屈な映画。
途中本当に眠くなった。
音とかの工夫が随所に見られたし、それこそ画面真っ暗で音だけで魅せるシーンとかも合ったから映画館で見るべきだと思う。テレビじゃ余計わからない気がする。
音や小さな日常的に見える行動から違和感見せる仕組みって、いいよね。なんか直接的な表現しないで悟らせる作品が映画に限らず多い気がする。見てる側に託してる感じ。
なんか、ユダヤの迫害に対してどれくらいの知識あるかでこの作品の怖さ変わってきそう。あんな酷いことしたのにこんな平和な暮らししやがって!って詳しいとなるんだろうな。自分はそんなに知識ないからそこんとこのギャップがあまり生まれなくて、うーむってこと多かったな。
関心を向けられていないことってきっと自分にもあるんだろうな。無自覚に当たり前と思ってることを俯瞰して見なくてはと思い知りました。