二時間みるのがキツい。いろんな意味で。展開がおおきくある訳ではないので、だんだんと映画に対しての集中力が減っていく自分を認識するのも、なかなかつらい。
仮に隣がアウシュビッツであることを「おいといて」この作品をみたとしたら本当に興味のなく見どころも感じられないホームドラマなのだ。
同じ状況におかれたとして、あの状況に順応する人もいれば、異常さを感じる人もいるだろう。今のようにSNSなどの情報交換もない時代。他者の視点が少ない時代。「こういうもの」と受け入れる人もいるだろう。自分もそうなのかもしれないと思うと怖い。
無邪気な子供が、恐ろしい感覚を宿していたり、最後に身体的異変がおきたり。みてみぬふりをしてきた違和感が作り上げたものが、無意識に蓄積されていくように思えた。
お話 7
表現 10
映像 9
俳優 9
好み 7
