花とみつばち

メリーゴーランドの花とみつばちのレビュー・感想・評価

メリーゴーランド(1974年製作の映画)
4.5
日本で公開された 1975 年には随分と話題作だったよう。
この当時、映画、ドラマ、漫画で流行した白血病で__じゃうという内容。
この主演をイタリアの子役で大人気だったレナート・チェスティ( チェスティエ )が熱演している。彼の演技力は見事で、共演の大人俳優達そっちのけで輝いている。
ストーリーは、野心家の父親と二人暮らしのルカ。仕事と恋人には時間を使うが子供には省みない父親。そんな淋しい日々を過ごす 10 歳のルカに父親の恋人を紹介され再婚するという。やがて病魔が忍び寄り…
ルカが父親の恋人に違和感を感じるが、そっと貝殻を彼女のバッグに忍び込ませプレゼントするシーンなどはとってもかわいい。向日葵畑で彼女と走り回るシーンもルカのナイーブな映像が美しい。
あまり知らないが美しい音楽が素晴らしい、フランコ・ミカリッツィ。
父親とやっと一緒に遊ぶ遊園地のシーンは悲哀に満ちた映像です。
レナート・チェスティの現在を調べてみたが目立つ活躍が伺えないのが残念だ。
花とみつばち

花とみつばち