「王様戦隊キングオージャー」の劇場版。
ギラの戴冠式の日。6人の王は案内人デボニカによって、“死の国ハーカバーカ”へと誘われた。
そこで王達は、初代シュゴッタム国王ライニオール・ハスティと対峙する。
時系列で言うとテレビ本編23話の直後になり、映画限定ロボどころか、ロボバトル自体ありません。
本編から直接繋がっている話なので、本編見ていないと全体的によく分からないと思います。
そして今回は映画で終わらず、本編に割と関わってくる作品なため、本編をより楽しむために重要な作品となっています。
面白かったのが、今回初登場の死の国“ハーカバーカ”。
死の国というだけあり、所々壊れていますし、ヒメノの両親や前トウフ国王イロキが出てきた事から、死者もそこに存在しています。自我が保てるかどうかはその人の強さ次第ですかね。
全体的な景観は思ったより美しいです。クラゲの形した霊もキレイ。
さらに注目なのは今回のゲストキャラクター。
まずは雛形あきこ演じるイロキ。
見た目のインパクト強めのキャラクターなんですが、出番自体は少なめです。その理由はおそらく、本編にがっつり関わってきますし、深堀りもそこでされるからだと思います。
それにしても怖かった。
そして中村獅童演じるライニオール。
強敵感、威圧感、恐怖感、王としての存在感が凄まじい。ただ立っているだけでカッコいい。
チキューの6人の王よりも王様でした。
そしてめちゃくちゃ良かったのがデボニカを演じた声優の佐倉綾音。
ビジュアルでまず惹かれ、ハーカバーカへと誘う歌声でさらに惹かれます。相変わらず美しい。
出番はイロキくらいだと思っていましたが、割とストーリーに関わってきましたし、ギラとの接点に驚きました。まさか顔馴染みだったとは。
最初から最後まで登場しますし、ずっと美しく可愛いので、佐倉綾音ファンにはたまらないと思います。
佐倉綾音ファンの方に関しては、キングオージャー知らなくても見て損はないかも。
キングオージャーの最終3話のために見ましたが、作品としてかなり出来は良かったと思います。
欲を言えば、ヤンマ、リタ、ジェラミーのドラマをもっと充実させて欲しかったです。テレビ本編でやるからオミットされたんでしょうけどね。