みほみほ

ゆとりですがなにか インターナショナルのみほみほのレビュー・感想・評価

3.9
🍶2023年206本目🐖44

ドラマを観ていない状態での参加。会場中が今まで体験した中で一番くらいの爆笑の嵐でしたが、決してゆとり初心者を置いてけぼりにしない安定感と面白さがあり、ちゃんと笑えて楽しかった。

劇場版という事で てんこ盛り盛り盛り盛り って感じで、休むことなくそれぞれのキャラクターが笑いを誘ってくれるし、時代や世代を感じさせるテーマがあれやこれや盛り込まれながらも複雑になり過ぎず、そこに生きるキャラクター達をほのぼのと観ていられる空気感の流れる作品でした。

ストーリーを楽しむというよりも、キャラクター達のドタバタ奮闘劇に笑ってしまう方が強いし、はっきりとした起伏もなかったけど、面白い視点から観るもう一つの坂間家の見せ方がなかなか良かったので、人間って〇〇を前にしたら行動面白いよな!って共感しかなくて、2時間があっという間。あー!楽しかった!お腹いっぱいで終われて明るく締めくくれたのが最高。

劇場版となるとそれぞれのキャラクターへのスポットの当て方が難しくなると思うので、もうちょっとこのキャラを観ていたいとか深掘りして欲しいみたいなのはあったけど、上手くはめ込んでいて良かった。キャラクターでいうの木南晴夏が演じた韓国人女性が特に面白かった。色々話が飛躍する事もあったけど、器用に言葉を使い分けながら違和感もなく笑いを誘ってくれました。

初めて観た私でも会場が沸いている一体感が居心地悪いなんて事もなく、自分もスっと笑えたのが驚き。基本的に人前で声出して笑うの苦手なんだけど、何故か ゆとりを前にしたら解放されていたから不思議。

それぞれのキャラクターも面白いし、映画としての見せ方とか時代を上手く乗せた構成にセンスを感じて、流石IMGPや木更津キャッツアイで惹き付けてくれただけのことはあると改めて嬉しくなってしまった。クドカンやっぱすげー👏

私的に仲野太賀のキャラが一番好き🤣でもメインの3人の中では まりぶ派だから、もう少しまりぶの事を深掘りして欲しかった気もする。(これはドラマを全部観た夫も言ってた。)それと吉田鋼太郎さん演じる キャラクターもとても良かった。

映画観てて嬉しかったのは、坂間兄がマメシバシリーズのべーちゃん(高橋洋)だったこと!!
それと映画の初めにいきなり、白石晃士の「カルト」でお馴染み!あの胡散臭い霊能者の雲水が出てきて、盛り上がっている会場で誰1人笑ってないシーンでふふふっと笑ってしまいました笑
もう白石晃士のせいでずっとあの役者さんが雲水にしか見えない病にかかってしまっている…!(褒めている🩷)

映画はあくまで映画だから、この行動なんか嫌だとか こんなの普通は有り得ないけどね!とか細かく思ってしまう部分もあったけど、それは自分の人間性の問題なので笑 普通に沢山笑って元気を貰える明るい作品だと思います!ゆとり観てない人にもオススメしたい!!

いつかドラマの方も 観てみたいと思います。

完成披露試写会にて。
(東京ドームシティホール)
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