犬里

ドラキュラ/デメテル号最期の航海の犬里のレビュー・感想・評価

3.6
小説原作なだけあってストーリーしっかりしていて面白かった。
船は閉鎖空間だから、案外ホラーと相性良いんだなぁと思った。映像もきれいだし、陽の光を浴びて燃えるシーンなんかも恐ろしげで迫力があり良かった。
ドラキュラさん、モンスター全振りな造形で渋くてかっこいい。そして残虐で容赦ない。しかも飛べるなんてチートすぎる。あんなの絶対勝てないじゃん。生き残るかと思ったあのキャラがやられちゃったのでああ…!てなった。
乗組員を食い尽くしたらイギリスに到着しないので、一晩に1人ずつ餌食にするあたり、あの見てくれだけど意外と考えてるのね。
最終局面のシーンは雷雨の中で迫力あってかっこよかったんだけど、頻繁に光る稲光がフラッシュめいていて、ずっと観てると目がやられる感じだったのが惜しい。

しかし、この時代の黒人といえば船に乗せるとしてもでも荷担ぎとか漕ぎ手として雇う感じでは。黒人主人公は、現代映画にするにあたり追加された要素なのかなという感じもあるけど、元の小説でも黒人キャラが活躍するのかな?
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