ラーチャえだまめ

ドラキュラ/デメテル号最期の航海のラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

3.5
『海の上では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない。』



タイトルの“デメテル号最後の航海”とは原作小説「ドラキュラ」の全27章あるうちの“第7章”で「原作イチ怖い」と定評がある回なんだとか。つまり映像化するには“まさに”持って来いどんとこい上田次郎と思いきや…?原作ではイギリスに漂流した無人の貨物船デメテル号の残骸から見つかった船長の航海日記に記される“衝撃的な内容”のみが語られる__といった具合で、非常に断片的かつ情報量が少ないものを?(それが返って読者の想像力を掛けたて恐怖乱舞したに違いないのだが)制作陣が脳内フル回転させて“その時船内で本当は何が起こったのか”を「オリジナル」で描いちゃおうと……「遊星からの物体X」の冒頭のイヌのシーンから何があったのかを空想して作った映画がありましたよね?そういうのなんて言ったっけ?「前日譚」っていうんですよね……てそこはオリジナルかよー!?


しかし「本当に怖い吸血鬼伝説」の謳い文句にあります通り、広大な青い海のど真ん中を突き進む船でドラキュラと同乗とかコッチは青い顔すぎるんですけどー!?すぎる最悪な展開。閉所恐怖症には溜まったもんじゃない限られた空間でドラキュラ伯爵……なんて紳士的なものは想像してはいけません“コウモリの姿をしたクリーチャー”と船員数名との生き残りをかけた死闘___似たような同じくホラー映画の代名詞たる作品が思い浮かびませんか?そうまさに本作は「海洋版エイリアン」をイメージして作られた作品なのです!!



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https://www.edamame-movie.com
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