このレビューはネタバレを含みます
ネタバレ抜きで観賞する様に心掛けている為、本編が始まって暫くの間は、主人公の少年の振る舞い(優しい母親に対する態度、言動は観ていて辛かった)がイタ過ぎて、先日観た『僕とパパ、約束の週末』に出てきた子と同じスペクトラムかと思えたし、映画好きの子供のステレオ・タイプにも当て嵌まらないから共感も出来なかった。
しかしNYUに進学したい理由に"トッド・ソロンズ監督…"って言う台詞が出てきたくらいから、主人公が体験する2回位のトラブル合わせ技のハマり具合が『ウェルカム・トゥ・ドールハウス』を思い出させられてこのストーリーが監督作へのオマージュなのかなと思いながら観賞してました。
本家のソロンズ監督だったら、イヤーブックにマットが書いたメッセージがトンデモない内容になっていたよなと妄想しながら。
切り方は綺麗じゃないけど美味しそうなキッシュを作ったり、学校への送迎に、進学にかかる費用の準備をしたりする母親と、バイト先の店長の思いやり溢れる対応(大学入学とか友達の作り方のレクチャーとか素敵なアドバイスの数々でした。)など主人公をフォローする周りの人達に癒されました。その中でもバイトの先輩のブレンダンのことを思うと不憫すぎて泣けます。
あと髪をむしる癖があるから丸坊主になる所は、直前に観ていた"フルメタルジャケット"の出だしのシーンのこれまたオマージュかと妄想してしまった。😊