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乱れるのKのレビュー・感想・評価

乱れる(1964年製作の映画)
4.0
未亡人と義弟…11歳差。小売店とスーパーマーケット。ゆで卵の早食い。幸司と礼子の掛け合いが楽しい。「幸司さんどういう職業が向いてるの?」「無職だな」。「毎日ぶらぶらしてると人間が腐っちゃうわよ」「そうか通りで足の先がぶよぶよしてきた」。意識し始めた途端にどぎまぎする関係。周りが見えていないという意見と周りを見るなという意見。視野が狭いのはどちらなのか。座席が近づくごとに縮まる二人の距離。寄りかかるおじさん。巻きつけたこより「取っちゃいけない、取っちゃいけない」。そして結末へ。驚きの純愛映画だった。脚本は高峰秀子さんの夫。余韻系。
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