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Le retour(原題)
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『Le retour(原題)』に投稿された感想・評価

Omizu
3.3
【第76回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品】
『彼女たちの時間』カトリーヌ・コルシニ監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品された人間ドラマ。

まぁまぁ。嫌いじゃないけど地味かなという印象。アフリカ系フランス人が故郷であるコルシカ島に帰ってくる。そこで今まで隠してきた過去と向き合わなければいけなくなるという話。

コルシニはやはり一定のクオリティは担保してくれる。その意味では信頼できる監督と言える。これまではけっこう官能的な描写が多く、奇妙な人間関係を描いてきたが、本作はまっとうなストーリーテリングに徹している。

これはこれで完成度が高いし、演者たちのよくやっていたと思う。ただ、コルシニにしては大人しいという印象で、ウェルメイドな良作という以上のものではなかった。

不在の父親の影を探すというシンプルな話ながら飽きずに最後まで引っ張るのは流石。終わり方もまぁこれしかないよなという感じで納得は出来る。

まぁ悪くない良作だけどそれ以上にはなりようがない作品かな。ここ最近コルシニの作品をまとめて観ていて、けっこう面白い監督だなと思うんだが、その奇妙さが本作ではかなり希薄なのは否めない。
[フランス、彼女たちの帰郷] 60点

2023年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。カトリーヌ・コルシニ長編12作目。ジャン=ステファーヌ・ソヴェール『Asphalt City』と共に追加された作品だが、その理由は①最終版では削除された未成年女優の性的なシーンがフランスのCommission des Enfants du Spectacleの承認を得ていなかったこと、②撮影現場でコルシニや他のクルーによるハラスメント疑惑があったかららしい。流石は身内に甘いカンヌといったところか。物語はケディジャが二人の娘を抱えて泣きながらコルシカ島から離れるシーンから始まり、その15年後に奇妙な縁から故郷に帰ることになった三人を追っていく。ケディジャは裕福な白人夫婦の家政婦をしており、幼い子供たちの世話係として自身の娘たちと共に彼らのバカンスに付いてきたのだった。18歳のジェシカはコルシカ島での生活を薄っすら覚えていて、亡くなったという父親との生活を懐かしむ一方、15歳のファラは生まれてすぐに離れたことから疎外感すら感じている。ケディジャは古い友人と再会して良い感じの雰囲気に、ジェシカは白人夫婦のじゃじゃ馬娘ガイアと恋人のような関係となり、ファラはコルシカ人の麻薬密売人と一悶着を起こす。アフリカ系移民とコルシカ人のミックスという出自、幼い頃に離れた故郷という土地、それが地中海に浮かぶコルシカ島であるということ、それらによって三人の前あるいは間には様々な境界線が引かれ続ける。引かれる位置によって受容と拒絶が目まぐるしく入れ替わる展開は実に興味深いのだが、やや薄味すぎるし、父親に関しての伏線を引っ張り過ぎだと思う。