coolyk

四月になれば彼女はのcoolykのネタバレレビュー・内容・結末

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

こじらせカップル?

映像の美しさで、雰囲気はよかったです。
ウユニ、プラハ、アイスランドの映像美。
朝焼けの数々も。
日常のシーンも映像の質感はすごくオシャレで、それはよかったです。

ただ設定がちょっとどうなのだろう。
生きづらい世の中とか、恋愛できない人が多いとか、そういう時勢はわかるけれど、
佐藤健と長澤まさみが、個々にこじらせていて、カップルとしてもこじらせているだけじゃないか?かまってちゃんみたいな感じもあったりで。

波打ち際で転んで、水浸しになって泣きながら抱擁…、ですっかり冷めてしまいました。


予告で、
現彼女長澤まさみと元彼女森七菜の接点て何だろう、運命とか血のつながり?と期待していたのに、ただ現が元を調べて会いに行く、事情を隠して。
て何なんだその展開。
小説だったらもっと内面がわかるのだろうか。

よほど竹野内豊の闇の方が気になった。
この父怖い。


そもそも私が恋愛映画が苦手だからか…

恋愛映画って…病気、死、生い立ち、家族絡み、何らかの多様性とかとんでもない苦境に立たされた状況下でないと、エンタメとして成り立ちにくいのかなーと思ってしまいました。
それもどうかとは思うけど、感動作みたいにするには、純粋な恋愛映画ってなかなか難しいのかなーと、個人的な見解。


竹野内豊はかなり気になったけど、他にも河合優実、仲野太賀、ペンタックスさんがどんな人生歩んだ人物なのか知りたくなりました。そちらの方が興味そそられる人物。
それぞれ芝居が上手いから引きつけられる。


で最終的に、藤井風さんありがとう、です。
ホントよかった藤井風の曲!エンディングにコレが流れて救われました、とてもいい余韻が生まれました。これだけで、わざわざ映画館で観た甲斐がありました。

エンディングの最後まで席を立つ人はいなかったし、何なら本編よりも見入っている聴き入っている一体感を感じました。
エンディングの主題歌ってかなり大事だな、良し悪しの差があるなと最近強く感じています。
coolyk

coolyk