このレビューはネタバレを含みます
生きていくためにはそうならざるを得ないのはわかるけど、市子の生きる力が凄まじく、これは市子のもって生まれたものではないかと思った。
そのあたりを杉咲花が演じ切っていて気持ち悪いくらい。
「52ヘルツのクジラたち」を観た流れでこれをアマプラで見たけど、こちらの方が闇深い、救いがない、怖い、関わりたくない感じ。市子が罪を犯している時点で比較対象ではないけど。
杉咲花の演技はもちろん上手いが、見た目普通の女の子感が気味悪さを増している。気味悪さの中にちょっと分かる部分もあるからタチが悪い。
そういえば、子役の子がまた気持ち悪かったな。ケーキのシーンも、万引きも。
若葉竜也はなんか目に止まる役者さん。
かなり上手い役者さんだと思う。
出ている作品は味があるものが多い。