ShinichiAndo

四月になれば彼女はのShinichiAndoのレビュー・感想・評価

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
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大切な人を失ってから初めて自分の弱さや愚かさに気づいたことは、ぼくの人生の中でも何度かあったことを思い出した。大事なのは、それらを美しく切ない思い出にするのではなく、現実を生きるために、そして目の前の人と向き合うために、しっかりと踏みしめてゆくことなのだ。

主人公の現在の親友役の仲野太賀さん、過去の親友役の中島歩さん、それぞれのちょうど良い距離感が優しくて、まさに理想の親友だった。また、(同じく「不適切にも〜」組の)河合優実さんはたった1シーンの出演だったけど、彼の抱えている問題の本質をズバリと言い当てる存在感はさすが。
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