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四月になれば彼女はのsasaのレビュー・感想・評価

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
4.0
永遠の愛を手に入れる方法、それは手に入れないこと。

なかなか考えさせられるセリフをくれた作品だった。

義務感、というか結婚した方がいい、という価値観の元結婚しようとしていた弥生がより藤代との仲を深めていく中で、変わっていく様子は心揺さぶられた。

理性的で冷めていた彼女が、藤代との関わりの中で感情的になっていくところを見て、いいなと、ふと思った。

藤代の過去を知ろうとハルの元へ赴き、その最後を看取るまでに至った彼女の愛には深いものを感じた。

映画には出てこなかったけど、藤代の父が人を愛せない理由として妻が語ったセリフ、
お父さんが人を愛せないのは、自分のことがよくわからないからなのよ。という言葉にはとても納得がいった。
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