やりえる

四月になれば彼女はのやりえるのネタバレレビュー・内容・結末

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

いやーー、めっちゃ良かった。
世間的には良くなかったらしい、なんで…
話の内容は確かに超面白かったわけではない。
静かな映画だから刺激が少なくて見てられなくなっちゃうのかな…
4月1日生まれなのに弥生という名前がお洒落すぎて良い。

同姓を始めてから行った買い物で購入したワイングラスが割れたことで、2人の愛が曖昧になる演出、良かった。

朝日を2人で見に行くシーンをワンカットで描くの良すぎるだろ!
あと電車の別れのシーン、窓に代わる代わる映る森七菜のカット、何回撮り直したのだろうか…

なんで長澤まさみが森七菜に会いに行ったのか。
佐藤健から愛されているのは私、という優越感を感じるためか。いいや違う、再確認するためだと思う。佐藤健の発する愛を思い出しに会いに行ったのだ。

海外ロケのカットは見事。
森七菜がウユニ塩湖に反射し、長澤まさみが町中の鏡に反射する対比、良かったなぁ。

また、古びたパチンコの屋上は山田智和のルーツを感じられて良かった。

この作品があまり評価されていないことが悔しいです。
満ちていこう。
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