あざらし

四月になれば彼女はのあざらしのレビュー・感想・評価

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
3.8
「愛を終わらせない方法。
それはなんでしょう?」

一面の雪原を一台の車が行きます。
乗っている女性:ハルは10年ぶりに書く手紙のことを考えていました。

彼女はやっと旅に出ることができたのです。ここはボリビア。本当は手紙先の男性と一緒に来るはずの場所でした。

ハルは男性:藤代と過ごした4月がまだずっと続いているかのように思えるのでした。

一方で、藤代は近々結婚することになっていました。4月1日はその女性:弥生の誕生日です。そんな時、なんの前触れもなく弥生は消えてしまいます。

亀梨和也✖️長谷川まさみ主演映画です。美男美女ですがあまり無い掛け合わせと思いましたが、とてもお似合いでした。

いまの恋愛と昔の恋愛が交差する、とても切ないメランコリーなストーリーです。恋愛して単純に結婚出来ない人間が多く出て苦しんでいます。

言葉がとても詩的で、キャラクターに思い入れが出来てしまいます。小説を読んでいるかのような映画でした。

「愛を終わらせない方法…それは手に入れないことだよ」
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