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グランツーリスモのfilmgramのレビュー・感想・評価

グランツーリスモ(2023年製作の映画)
4.0
試写会にて。人生初の4DXScreenでした。
Screen Xは本作にぴったりだけども4DXは
落ち着いて見れないだけで個人的には微妙。

実話で、本作を見てるとここは脚色やろ!と
思ってるシーンも結構忠実だったりしてる。
日産×レーシングゲームのグランツーリスモ
×プロレーサー×実話っていうのが良いよね。

いわゆる労働階級のゲーマー青年が実力と
運を掴み取って本物のプロレーサーに。
そして最近では馴染みのある『ルマン』や
『フォーミュラ3』という大会にも実際に
出場してたりする王道サクセスストーリー。
F1版ロッキーみたいなところもあるかも。

ただこれらが理想郷ではなく実話というのが
大きなポイントですよね。鑑賞してる時は
基本的に全て実話なんだって意識を頭の
片隅に置いてみると結構興味深いかも。

1つだけ、1つだけこの作品が見た人全員から
支持されていないポイントがあって、1箇所
時系列が完全に入れ替わっているところ。
不慮の事故→ルマンで再起する、でしたが
実際、マーデンボローは不慮の事故が起こる
2年前の2013年にル・マンで3位に入賞し、
その後に事故なので、当事者達からしたら
事故を美談にされたというか、再構築されて
しまったことに対して違和感があるみたい。

みんな大好き『フォードvsフェラーリ』の
満足度をイメージすると物足りなさはある
かもしれない。別物として鑑賞おすすめ。

2008年に、日産、プレイステーション、
ポリフォニー・デジタル(ソフト開発会社)が
手を組み、革新的なドライバー発掘・育成
プログラム「GTアカデミー」を設立して、
世界中からゲームのすご腕プレイヤーを
集めて、プロドライバーに仕立てる、という
そんなのやってたんだーって物語。

19歳の青年ヤンは運転未経験やったのに
8ヶ月後には時速200kmで走ってるもん。
ちょっと非現実的なところがまた魅入るよね
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