『ベルばら』を読んでいた者は誰でも、デュ・バリー夫人と聞いただけでワクワクしてしまうだろう。ほら、あのシーンもちゃんとあるのよ!「今日はベルサイユは大変な人ですこと」。
マイウェンさんは正直、私が理想とするデュ・バリー夫人ではなかった(当時の妾は、もっと豊満だと思う)。
しかしデュ・バリー視点からのルイ15世愛はよく出ていた。悪女ではないジャンヌも新鮮。
ジョニーのルイ15世は輝かしく可愛らしくも威厳があって、ピッタリ!そしてアントワネットのキャスティングが、もう、これぞというアントワネットだった。お可愛らしい。
ジャンヌ・デュ・バリーは、ギロチンの最期の態度が見苦しかったと言われているけれど、そこはジャンヌ目線の作品なので割愛。このジャンヌだったら立派な最期を遂げそう(笑)
衣装やかつらなど、時代的に「ん?」な部分もあるけれど、総じて美しく目の保養。
ベルサイユを楽しみたい方はぜひぜひ。