「31年ぶりの新作」というこれ以上ないほどのパワーフレーズに惹かれて観賞。
169分という長さに最初はひるみましたが、映像そのものだけでなく、映像を観客が消化するためにもこの長さが必要だったのかなというのが観賞後の第一印象。
正直なところ、一度観賞したぐらいだと理解に必要な情報量の半分も吸収できていないのではないかと心配になりながらの観賞でした。
実際に映画の中にはさまざまなモチーフや目配せが織り込まれており、一度ではなく二度、三度と見るにつれて味わい深さが増してくるタイプの作品なのかも。
30代半ばにしてこの作品に出会ったわけですが、これを50代・70代になったときに改めて観たいなと感じています(もちろん願わくば映画館のスクリーンで)。