「マシュー・ヴォーンのスパイ映画最新作!!」と言われれば映画館に足を運ぶっきゃない。
ド派手なアクション、一癖も二癖もあるキャラクター、目に映える色使いの美術や演出にノリノリの音楽・・・。なんてったってポスターが紫地に金文字ですからね。そりゃテンション上がります。
ただ設定にひねりが多かったせいか、ストーリー展開のテンポが削がれてしまったようにも感じられました。ギュイーンと上り調子で攻めてくれるかと思ったら長セリフで説明がなされてしまったりと、なんとなく乗り切れない部分が目立ちました(ネタバレは避けますが、小説と現実世界との関わりという設定にもう一つ大きな設定が加わっているので、ちょっと詰め込みすぎ感が感じられたかなと)。
ただマシュー・ヴォーン・ユニヴァースの広がりを見せつけてくれる貴重な一本であることは間違いなしなので、気分をすっきりさせたいエンタメを欲している人にはぜひぜひオススメです。