リオン66

瞳をとじてのリオン66のレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
3.7
 映画好きのための映画。

 これを単体でみるのと、ビクトル・エリセの一連の作品を観た上でみるのとは大きく違う。さらに、ビクトル・エリセへの想い入れでも大きく異なるだろう。

 そんな一見さんお断りな映画というのが正直なところだろう。

 ただ、情緒溢れる映像はみるものを圧倒する。そのため、映画の様々な楽しみ方を知っている方であれば満足することは間違いない。特に印象的なのは夜行バスだ。あのバスは異常に美しかった。見事だ。

 映画を楽しみたい人には、たまらない一本だろう。

 
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