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瞳をとじてのPARLIAMENTのレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
4.0
2024 58

【アナ・トレントの ”ソイ・アナ” に歓喜】

ワンシーンワンカットで丁寧に静かにストーリーは進んでいき、映画の中の映画と現実が次第にリンクしていく。

フリオが記憶を取り戻したかどうかは分からないが、たとえ記憶を失くしても、これまで築いてきた物が失われる事は決してない。映画愛も感じて何かこの映画にビクトル・エリセの半生を見たようなそんな感覚に陥った。「ミツバチのささやき」「エル・スール」を彷彿させるような描写もあり感慨深いものがあったし、素敵なラストシーンだった。
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