やがて、倒れた十字架のイエス・キリストを愛撫し身体を重ねるシーンと、ジャケ写にある縛られた手をロープで吊るされた彼女が床を這って近づく黒衣装の女性とまったりと百合の世界へ入るシーンが交錯するという、彼女のVisions of Ecstasy(エクスタシーの空想)の世界へ。
という内容の短編ですが、冒涜という理由でイギリスでは2011年まで上映禁止となっていたそうです。
修道女の役は、スペインの“アビラのテレサ”という聖女。 本作と関係あるのか分かりませんが、ローマには「聖テレジアの法悦(Estasi di santa Teresa d'Avila/The Ecstasy of Saint Teresa)」という彫刻があり、そのアビラのテレサの表情は、宗教的エクスタシーとも性的エクスタシーとも捉えられているとか。