くう

湖の女たちのくうのレビュー・感想・評価

湖の女たち(2023年製作の映画)
3.9
戦時下でも令和でも、どんな時代でも、正義感を曲げられると人は狂っていく。

老齢化社会だの安楽死だの、人減らし、無駄、実験、強要冤罪、DV……そこが731部隊と繋がって来る闇。


お話としては面白いけれど、終始眉間にしわ寄せながら見た。


美しいものなんてこの世に本当にあるのか、あの日の日の出風景は本当に美しかったのか、分からなくなるほど汚い世界だけれど、あの子たちはきっと美しいつもりなんだよね。

福士蒼汰は時々汚れた役をやるけれど、今回は最大限に汚かった。とても好きになれない人格。

「お前、狂ってる」お前もな……。彼女は、あんたのSM実験で狂わされたんだよ。


このヒロインは松本まりかでなければ出来なかったし、挑戦しすぎた。しばらく脳裏に焼き付きそう。
くう

くう