まりの

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のまりののネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

普段涙脆いの対義語だと言い表したいくらい自分は小説映画見て涙を流さないけど、この映画を観た時は自分でも驚くくらい号泣してしまった。

百合が日本は負ける、戦争なんて意味がないと言う発言や考えは今の私たちからしたら正しいことだけど、当時の人たちからしたら思ってたとしても決して口には出さずにお国の為だけにと戦争に行く。百合の当時の人たちに怯まず自分の意見をはっきりという真っ直ぐな姿勢には感心すると同時にヒヤヒヤもした。

この映画を見て、戦争は意味がないし互いに人間を傷付けて無意味な死を繰り返すだけだと改めて感じる。全人類に観てもらいたい。

お見送りの時行かないと決めた百合が、彰からの手紙を見つけてお見送りまで行き、航空機に飛んでいった彰の胸元に百合の花が飾っていたのを見た瞬間涙が一気に流れたし見てて胸が痛くてもどかしい気持ちになった。

現代に戻り、特攻隊の史料館へ見学に行った時に当時の彰から百合に宛てた手紙があり、その手紙の内容を見てまた号泣してしまった。

百合が最後のシーンで教師を目指すから大学に行くと母親に話すのも(彰が元々は教師になりたい夢があったのと、これから生きる人たちには好きな勉強を好きなだけしてほしいと発言していたのも理由として大きいのではないかと感じた)、最後のエンドロールで福山雅治の曲に歌詞付きで流れるのも感動しすぎて涙が止まらん。

これは暫くは余韻が続きそうだ。
まりの

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