矢野竜子

哀れなるものたちの矢野竜子のレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.2
面白いし覚悟はしていたけどあまりに長い…。
ウェスアンダーソンとティムバートンを
足して2で割ったような世界観で描かれる
女性が本来の「人間」として
生き直すまでを描いた御伽噺。
御伽噺なのに全裸の男が
ノーモザイクでこれでもかと登場するのが
この監督らしい。
言葉を得ることでエマストーンは
「人間」に近づいていくが、
言葉を得れば得るほど皮肉にも映画としては
窮屈になりつまらなくなっていくのが残念。
あとゆりやんレトリィバァが本作を
淀川長治の物真似で紹介する動画が
絶妙にうまくて面白かったのでおすすめ。
https://www.youtube.com/watch?v=UK4E7jn73HE