哀れなるものたちの竹中花のネタバレレビュー・内容・結末

好み分かれると思うのですけども、これだけ情熱を持ってベラに恋して、ストーリーの本質を力強く捉えた上で、観客に対してリッツなんちゃらも舌を巻くおもてなしをされたらなんも言えないなと思いました。
この映画、カロリー高いし後々まで脳みそを占領するしブラックユーモアもすごいし、女性解放思想っぽくはなってるんですけど、もっと原初的な生きる力っていうところで解釈されて欲しいですし、だからこそこれだけえろグロをやっても爽やかな気分で劇場をあとにできるのかなって……思います。

原作から読んだんですけど、ベラの｢脳みそを大人の女性に移植された赤子感｣がリアル。ただの幼子が中に入ってるだけ…じゃない。余談ですがキャラクターで言えば原作の推しはゴッドウィン、映画の推しはハリーでした。(そういう楽しみ方をしても許してくれ監督)

PS この映画分からない=つまらない映画と思われたり、公序良俗や思想に傾倒した人に燃やされそう感があるんですけど、そんなことなく生き延びてくれと祈ります。