えだまめ

哀れなるものたちのえだまめのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

予告の派手なビジュアルに惹かれて視聴。

ビジュアル全振りのフェミニスト映画だったな〜わざわざ時代設定ぼかしてまで典型的ミソジニー男性お出しされるの疲れる、これでベラみたいに自己解放に目覚める女性っているの???ダサくね……????

博士と助手とメイドと生活してる冒頭のモノクロパートはティム・バートンみがあって楽しかった。歩き回ってる奇妙なキメラとか倫理観がおかしいのに性に関することだけは潔癖な博士のギャップもいい。色がない中超広角だったり魚眼レンズだったりで狭い世界に閉じ込められてる感がよく出ていたと思います。

ただベラが外の世界に出てカラーになってから弁護士のベタ惚れっぷりがようわからんくて困惑した、そんなに魅力的か…???
外に出たはずなのにセット+CGで作られてる世界だから相変わらずの箱庭感だし結局は世界は自分の見えてる範囲でしか認識出来ないってコト…??

性に対して解放的でお金も稼げて利害が一致してるから売りの仕事して娼館でも大人気!みたいなのもいろいろ都合良すぎて萎える、マジでエマ・ストーン身体張ってて凄いけど。ずっとヤってる。怖。
けどいくらベッドシーン見せてもベラに全然エロスを感じないからいくら知性付けてもただの下品な人にしか見えん😭スマヌ

着てる服オシャレなのも見てて楽しいは楽しいけどシーンと合ってない時もあるのが素直に楽しめなかった。あんな薄着で雪の中歩くなよ…

元々の自分を知るための好奇心で夫のとこに向かうのも自分という存在を確立するが故の行動だとしても博士と教授に失礼だし、理解のある彼くんすぎるよ〜〜お前が自己の確立せい!!

移植された胎児の性別がわからないのでベラについては女性と一概に括れないけどそれでも女のいいところ利用するだけ利用して男の描かれ方がいろいろと極端なのマジでキツかったなぁ。ラストのメインキャラヅラしてる黒人娼婦も謎だし、元夫に加えた制裁は最悪だし変な映画だった。

(ゴッドがベラを創造したと同じように元夫に加えた制裁もヤギと人間を足した存在を創り出したのでベラも神様ってコト…??うぉ〜〜どうでもいい〜〜)
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