イギーポッポ

哀れなるものたちのイギーポッポのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.6
思ってた以上のフェミニズム映画。
とは言え、消えるべき命を誕生させてくれたGODと最初から愛情で接した助手も、己の都合で真実を隠した卑怯者と捉えられるのに、そこの裁きは?とか、男の身でも感じた。

そもそも、赤子からしたら外の世界はカラフルで新鮮で、そして大人の理屈(いや男の理屈)は腑に落ちない事ばかり。それが子供としてではなく、大人の女として扱われるから余計に炙り出されている。
そしてそれに対抗するには知識と智恵、つまり正しい成長なのだ。

大冒険の果てに見つけるのは、“自分”というより、自分の意思で自分を決定していく権利の重要さか。

レッツ熱烈ジャンプ!