リスボン、船旅、アレクサンドリア、パリ、ロンドンと、いろんな場所を巡り、ベラが幸せを掴むまでの話。
鬼滅に占領され一日の上映回わずか2!
さすがに少なすぎるよ!
まずセット、衣装が素晴らしい。リアルとファンタジーのハイブリッドという感じ。かなり気持ち悪い部分もあるのに綺麗だなあと見入ってしまいました。
分かりやすいもので言うと、
新生児=モノクロ
無垢な少女=カラフル
知識を得た淑女=モノトーン
などなど。
探せばもっと見つかりそうです。
性行為のシーンが多いなとは思いますが、その不快感は、ベラが性的快感を「自力で幸せになる方法」と認識していることも相まって、劇場での性行為鑑賞をマイナスと思っている我々へのカウンターなのかなと思いました。
道中出会う魅力的な女性達も物語を濃くしてました。特に船のおばあちゃん良かった。かっこいい。
ラストは笑ってしまいましたが、なかなか猟奇的で好きです。
あとはもうとにかくベラが愛おしいですね。特にダンスのシーン、本を読むシーン、ゴッドを看取るシーンが好きでした。
これは今年ベストに入るかも。