哀れなるものたちのえんびふらいのレビュー・感想・評価

割と長さは感じたが、この奇抜な設定をここまでまとめあげてくることに驚きを隠せない。

冒頭繰り出される地獄では「もうある種のホラーだろ」という感情になるが、性への認識をトリガーに新たな知識、価値観を獲得していく様は愛らしく思えてしまう。

それまでのモノクロからカラーに切り替わる場面は言わずもがな素晴らしい。
と同時にラストに訪れる不穏な展開に対する色彩もバッチリ。