尾張の青年

哀れなるものたちの尾張の青年のレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.9
生と性はどうしても切り離せないのだろう。
モノクロの世界から飛び出したベラが出会う様々な色。
それは余りにも鮮やかで生々しい。

エマ・ストーンがとにかく素晴らしい。
全てをさらけ出し、ベラという難しい役柄を見事に演じていた。
表情の作り方など、細かな仕草でベラの変化を絶妙に表現していた。
 
ベラが纏う衣装や絵画の様な空がやけに美しく、人間の醜さを際立たせているのかのよう。  
アンモラルな物語だが、何故か心奪われる。
大人の為の御伽噺のような作品。
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