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ボーン・スプレマシーのnamのレビュー・感想・評価

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)
3.6
「ジェイソン・ボーンはただ静かに暮らしたかった。」

ボーンシリーズ2作目も続けて鑑賞。
前作の自分が誰なのかを探すという軸がなくなったものの、2年間マリーと平穏に暮らしていた所をいきなり命を狙われる。
そして知らない内に濡れ衣を着せられCIAから追われる立場に、またも逃走劇の始まりです。

平穏な日々を壊された復讐にボーンも進んでいきます。追われながらも防戦一方でなく攻める展開は前回と同様。終始、作品には追われる緊迫感があります。

盗聴器を仕掛けたり、簡易爆弾を作ったりとボーンの流れるような手際のいい動作や反射的ともいえる素早いアクションは健在です。

また手持ちで動きのあるカメラワークと細かいカット割りで臨場感があるような構成されてます。グワングワンちょっと酔いそうなくらい激しく動きます。

記憶は完全に戻らないまま過去の自分の行いに苦しめられ、ボーンはただ静かに暮らしたかったんだろうなと思うと切なくなってしまいます。ボーンの表情もどこか影のあるような悲しみを背負った雰囲気が印象的でした。

全体的は引き続き暗めで、地味な印象は変わらないので好き嫌いが分かれてしまうかもしれません。
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