「一族の呪いの正体」
ムキムキのザック・エフロンと安心のA24印に惹かれて!
プロレスは見てこなかったので一般的な選手くらいしか知らず、アイアンクローの技は知っていましたが、フリッツ・フォン・エリックやその息子達のことに関しては知らない状態でした。
息子達をアスリートに鍛えあげようとするスパルタな父親は成功さえすれば美談だがその当事者達の苦悩は本人たちしか分からないよなとつくづく思いました。
日本でも亀田兄弟が最初に浮かびましたがそれ以外にも子供の頃からエリート教育をされてきた選手はいるだろうし、自分の意志や選択肢があったのかは疑わしいし、意志が介入する前から生活が支配されていたことも想像に難くない。
そんな家族という呪いにもかけられた悲劇の数はフィクション以上に恐ろしく、悲しい。
ただそんな暗い話で終わらせず、ほんの少し希望や前を向けるような終わり方のバランスがよかった。