イタリアのLGBT系、実話モチーフ。
全く観る気なかったのだが、フィルマークスで評価が高いのと、映画の日だからまあ観てみるかなみたいな。
性的なものはないので観やすいし、何より、これは友情映画なのではとも思えるほど爽やかな感じはある。
正直、シナリオ的な波はあまりないのでパンチは弱いものの、
特出すべきはとにかく映像の美しさであり、雲のないどこまでも広がる青空と海、そして美しすぎるシチリアの田舎の街並み、あまりにどれも素晴らしすぎて、たまらなく良かった。いつかシチリアに行ってみたい的な観光ムービーの楽しみ方はできる。
ラストは個人的にはぱっとしないというか、あまりに何の説明もなく、まるで作品を裁断機にかけたかのように急激な終わり方となる。さらにはそのラストにあまりにそぐわないとんちんかんなエンドロール曲も相成り、なんなんこれ、、と思いながら退出。
あの終わり方ならエンドロールは無音でもいいくらい。消化と余韻の時間がほしかった。
説明不足な映画は好きでないし、ラストの唐突さは私は好きではなかった。
