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ひまわり デジタルリマスター版のQIのレビュー・感想・評価

3.9
“僕はあの時死んだんだ✞”

ビットリオ・デ・シーカ監督のもと、マルチェロ・マストロヤンニ、ソフィア・ローレンの共演による愛の名作をデジタルリマスター版で劇場鑑賞

ロシアのウクライナ侵攻で注目を集め、日本各地で上映された本作で最も有名なのはウクライナで撮影されたスクリーンいっぱいに広がるひまわり畑🌻のシーン

もうひとつ印象的なシーンは広い丘を埋め尽くすイタリア兵墓地の十字架✞

ひまわりの、そして十字架の下に眠る戦争の犠牲者たち

ただ戦争は彼らだけでなく、多くの人の人生を変えてしまう

愛は永遠に続くものと信じていた二人

ただ戦争はそれを許しませんでした

それに気づき悩む二人の演技が胸に刺さります

特に列車に乗る相手をホームで見送るシーン

逆の立場で対比的に描かれるその二つのシーンには涙が止まりません😢

そして全編に流れるヘンリー・マンシーニのあまりにも有名なテーマ曲

少々映画の内容から話はそれますが、自分が中学生の時、吹奏楽部に入部して最初の課題曲がこのテーマ曲でした

文化祭ではひまわりの写真をバックに映しながらの演奏

なのでこの曲を聞くと本作のことよりも辛かった練習のことを、そしてステージの緊張感を思い出してしまうという…😥

今回もしっかり思い出させていただきました😁

p.s.
辛かったことだけでなく、憧れていた先輩のことも思い出してしまうのはここだけの話😅
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