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Omen(英題)
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『Omen(英題)』に投稿された感想・評価

Omizu
4.0
【第76回カンヌ映画祭 ある視点部門New Voice賞】
ラッパー出身のバロジ監督による長編デビュー作。カンヌ映画祭ある視点部門に出品され受賞、シッチェス映画祭監督賞にも輝いた。

これは傑作。長編デビュー作とは思えない洗練された画面に驚かされる。アフリカの因習をめぐる四人の人物をファンタスティックに描いている。

途中挿入されるアフリカ版ヘンゼルとグレーテルがよかった。闇の中燃える案山子や儀式の場面など強烈に印象に残るシーンも多い。

カンヌとシッチェスに出品された、という事実だけでどういう作風かは分かるだろうが、なるほどこれは新しい才能だ。

アフリカにおける因習を戯画化して描きつつもリスペクトの視線も忘れない。彼らには彼らの考えがあってそうなっているのだ。主人公の母親をめぐる描写がリアルでよかったな。

少々異文化趣味が気にならなくもないが、美しい映像に魅せられる。四人の人物にフォーカスした章立てもよかった。今年のファンタ系映画の中では今のところナンバーワン。この監督の今後が楽しみだ。
3.0
【】
カンヌ国際映画祭ある視点部門で賞を獲ったコンゴ出身のラッパーBalojiが手がけた作品。てっきりマジックリアリズム系かと思ったら、割と都市の物語であった。文脈が分かりにくい部分もあったのだが、突然、日本のヤンキーバトル映画みたいな空間が生まれたのは面白かった。
ここが因習国か〜

はるばるヨーロッパから故郷に戻ってきたKoffiくん。アフロを刈り上げて双子を身籠る恋人アリスと向かうのは、因習村めいた古い伝統に未だしがみつく実家である。

目当てのパパには折り悪く会うこと叶わず、「悪魔の印が〜」とかって母は既に拒否の構え。そんな中で、妹の1人の赤ちゃん抱かせてもらってたら鼻血がポタッとほっぺたに…。「呪ったな!!」とそれはもう大騒ぎになって拷問めいた儀式の末に追放されるのだが…みたいな。



とある因習一族が家族として1つの着地を見せるまでを描いたヒューマンドラマになります。コンゴ出身で…ラッパーで…本作が長編デビュー…とかいう異色の監督らしいのですが、これ…凄い…凄いよね?

最初から最後までとんでもなく画面が洗練されてるし、話の深みも良いし、時折混じるシュールでファンシーな幻想なんかも面白い。あの汚いビーナスなんなんだ…。

作りとしては人物四人の章立て形式になっており…帰郷したKoffi、全員ピンクドレスに身を包んだスラムキッズPaco、Koffiの妹の1人にして唯一因習への疑念を共有するTshala、そして因習の中心たる人物にして母親Mujila…彼らを主視点で順繰り進行していきます。

アリスを除けば基本全員が黒人の方たちですが、章ごと(人物?)に基調となる色があるようで、Pacoならピンク、Tshalaは薄緑、Mujilaは真黒…これらの色と肌のマッチ感が美しすぎる。画面だけ観てても楽しいんじゃないかな?

”治療”のはずなのに「これは何なんだよ」と恋人と共に儀式受けさせられてるTshalaの「ごめんね」とか…最終的に母Mujilaの取っちゃう行動とか…所々が本当に悲しくて伝統ってなんだろうね…。大オススメ。3人組で玄関先で歌いながらCMするセールス(?)は流石にズルくない?

個人的に気に入ったのは、スラムのパレード、ピンクピンクしてるお菓子の家、全員黒衣で泣き喚く涙の部屋です。