ブラインドネスのWednesdayのレビュー・感想・評価

多分、もっと悲惨な救いのない物語にも出来たんだろうけど、そうじゃない、希望の物語なんだという監督の意思を感じた。(強姦シーンをモロに映さないところとか。重要なのはそこじゃないし) 多数の幸福の為に心をすり減らして殺した主人公を、レイプされてもいない傍観者たちの犯人探しの声が囲む場面では涙が出た。こういうことはきっと平時でも多々あるから、いざという時に自分がそっち側にいかないように心する。