このレビューはネタバレを含みます
泥棒が男爵と友達になったり、
下宿屋家主の義妹と出て行ったりする話。
劇伴は古の洋画ならではの華やかさ。
テンポがよくて観やすい。
女性の描かれ方はステレオタイプ。
男爵、思ったほど話に関わってこない。
でも財産も仕事もなくしてからの自由さや
友達に律儀なところがとてもいい。
それまでは立場と気性が合っていなくて
しんどかったんだろうな。
警察署長の下衆さがリアル。
さりげない風でのお触りは
ばれるし不快感しか与えないと
彼は一生気付かないように思う。
揉み合いで亡くなった下宿屋家主を
主人公が殺したとして
引っ捕らえようとする警察に、
住人たちが俺は殴った俺は蹴ったと
名乗り出るところが、
家主の嫌われっぷりと
主人公の好かれっぷりが顕著で好き。
アコーディオン弾き語りの酔っ払いの
身軽さがすごい。
夢物語を語る女性の髪型に、
エスパー魔美の髪型って
2次元限定じゃないんだ! と衝撃を受けた。