《鑑賞.17:2023/07/04》
スポーツはドラマよりもドラマである。
激闘の裏側は代表広報のオフィシャルカメラでしか撮影し得ないものだから、大変貴重な素材だと思う。
が、試合の見せ方がヘタ。
変な可変してみたり。
打球の行方端折ったり。
決勝のどうでもいい大勢に変化のないシュワーバーのホームラン見せてんのに、準決の吉田正尚の起死回生の同点ホームランの打球見せないなんて、ある?
そして大事なとこでノンモンにして、画だけで押すって昭和演出。
まさに熱闘甲子園。
野球好きは好きな手法だろうけど。
なんだかね。
まず何よりも、タイトルがダサい。
言い過ぎかな?
さて、この作品はダル先生の野球教室、源田骨折の舞台裏、佐々木朗希の涙、大谷翔平のナチュラルハイが見せ場。
代表選考までの会議の感じとか好きだった。
でも結局クライマックスに近づけば近づくほど試合を追う形にならざるを得ないから難しいよね。
(そこが盛り上がりどころだからしょうがないけど。)
誰もが知ってる結末をどう見せるか。
岩井俊二が【6月の勝利の歌を忘れない】でやった、試合のシーンはアニメ風エフェクトになって最後に…みたいな演出も良かったけどね。
兎に角、源田の好感度爆上げ映画であることは間違いなし。
記録映画でもないし、完全なドキュメンタリー映画でもない。
劇場の応援上映で観たかったってやつもいたけど、観ながら声出るとこあったかなぁ?
あと、全然どうでもいいことだけど…
ほぼ全員が(あの山川でさえ…)何らかの形で紹介される中、大城ってピックされてたっけ?
見た記憶が…