クレミ

アポカリプトのクレミのレビュー・感想・評価

アポカリプト(2006年製作の映画)
4.5
とんでもねぇもん見ちまったなぁ…凄まじいエネルギーの映画だったなぁ…

なんやかんやでリアル鬼ごっこすることになる話なんだが、なぜか面白い。すごくシンプルで台詞も少なく、しかも全編マヤ語、なのに面白い。恐怖と支配を表す青が、恐れず立ち向かう黒に塗り替えられるところカッコいい。
人間の奪い合い傷つけ合う残虐性、死への恐怖、そして最後に訪れる審判と終末。なるほど「アポカリプト」とはこういう事かとラストの展開には驚かされた。
種無しだと馬鹿にするバアさんや姑息な戦士、略奪を繰り返す民族たちなど、彼らに与えられる結末を見ると「因果応報」のテーマが繰り返し描かれているように思う。メルギブちゃんの映画はきっと宗教的な知識必須だと思うので、あとはネットの知識を頂戴して楽しみたいと思います。

いやぁ〜〜こんなん自分ではなかなか手つけなかっただろうな…。映画の奥深さを改めて感じた1本。
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