前２作がまぁそこそこ面白かったという感じだったので、本作もさほど期待はしていませんでしたが、今までのケネス・ブラナー版ポアロ・シリーズで一番楽しめました。
ミステリーにホラーっぽさ、というかオカルト要素が入っていたのが良かったのか、２回ほどあったジャンプスケアとか、心霊描写なんかが暗い画作りにハマっていて、良いサスペンス感を醸し出していた気がしました。
役者陣もベテラン勢が多く、各人の演技や役者同士の絡みを見ていても楽しめたのですが、何と言ってもあの子役の方ですね。早熟な天才感が見事に出ていて、最後は持っていかれました。今後の活躍が楽しみです。
さて思いのほか３作まで作られた本シリーズ。各作品ごとに繋がりがあるわけではないので、作る気になればいくらでも作れると思います。なので、息の長いシリーズになることを期待しています。
