1997年初出の書籍『普通の人びと: ホロコーストと第101警察予備大隊』の映像化。
記録映像とホロコースト研究家たちのインタビューと再現ドラマ映像を組み合わせた58分の映像作品。
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原作本の紹介文でも「ホロコーストの基本図書」と書かれているように、たしかに内容は基本的なこと。
もちろんその基本内容自体がショッキング過ぎるし、
平凡な市民を結構簡単に虐殺者にさせられる、という事実は
人類全員胸に刻み込んだ方がいいし、
あらゆる媒体で何度でも語り継いで人類が忘れないようにすべきだとは思う。
ホロコーストはなかった、て言う人がまだいるし
こうして新たに語られることはとても必要。
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だが、、、、
ナチス物を割と観ている僕はすでに見知った情報や映像がほとんどだったので、、あんまり見応えはなか…何を言ってんだ見応えとかそういうことじゃないでしょ不謹慎なっ!!「ナチス物を割と観ている僕」って何さ偉そうに!恥なさい!
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しばらくは観ることが難しそうなドキュメンタリー映画『キエフ裁判』(2022)の
佳境の一つであろう
「撃たれる前に穴に飛び込んで死体の中に隠れて土を被せられて息が苦しくてこのまま苦しくて死ぬくらいなら撃たれて死んだ方がマシだと思って土から這い出たら外が暗くなってたから銃撃を避けて死体の上を這いながら逃げて生き延びた」女性の淡々とした証言を
この作品でも観ることができます。
ネットフリックス入っている方はぜひ。