面白かった。よく見かける「Ty」のぬいぐるみビーニーベイビーズの成功秘話かと思いきや、搾取された立役者の女性たちがふさわしい評価や報酬を得て自ら成功をつかむ話。
エリザベス・バンクス、サラ・スヌークが出てた。
成功の影には支えありというのは美談に捉えられがちな部分ある反面、正当に扱われない才能の搾取でもあるということがわかる。
タイ・ワーナーのビジネスの手腕は3人の女性たちの手柄で、彼自身は実は視野がそんなに広くない。
そしてなぜかイギリスを嫌う。理由はよくわからなかった。
オンラインビジネスを提案されても過小評価し、供給を絞り限定でレア感出しコレクター心をくすぐる方法に難色を示す。今ではいろんな企業が用いる方法なのに、彼には彼の古いやり方があって…という。
慣習に則ったやり方も起案者に敬意を払うならまだいいが、彼の場合子供からパクったり方針が固まってなかったりで。
意外だったのがeBayの扱われ方。自社商品を転売されるのは実は利益になってる。転売が加熱するほどそれ以上の結果がついてくるという点。
単純に転売市場は害悪ではないと捉えていた。
でもそれは供給量と供給ルートを厳選していたから出来たことでもあって、供給過多ならば話は全く違う。
絶頂を極めてから一転売上が激減したTy、タイ・ワーナー脱税で捕まったんだな…。
そういう状況をもろともせず自分の信念とスキルを信じ成功を掴む女性たちが素敵。
当たり前のことと意外なことが描かれ、さらに不当な扱いを受けた女性たちの逆転劇のようで爽快。
